わが国では、一つの種類の家電製品が年間一千万台売れれば、日経ヒット商品ランキングの横綱クラスに位置づけされています。そんな中、販売台数の減少が注目を浴びながらも、今なお年間三千数百万台売れている携帯電話という製品は、まさに驚異的なヒット商品であり続けている、ということができます。今後も当面は、技術革新に伴う短いサイクルでの製品の市場投入が予定されているようで、その圧倒的な存在感は、いささかも揺るぎそうにありません。
しかしながら、一方で、携帯電話市場がすでに成長期を終え、成熟期を迎えていることも事実です。今までの代理店のビジネスモデルの経営は、今後、必然的に厳しくなると予想されています。幣社は、そうした状況下にあっても、高い成長戦略を描いております。
なぜなら、弊社には次のような「三つの強み」があるからです。
一つ目は、「地域力」です。ドコモショップを例に挙げて、説明してみましょう。ドコモショップは、地方では、商圏人口3~5万人に一店舗配置されることが多いようです。しかし、幣社運営のドコモショップは、少なく見積もっても一店舗あたり8~10万人を超える商圏人口を抱えているため、全国的に見ても、非常に恵まれた商圏でドコモショップを運営しております。しかも、弊社運営のドコモショップの商圏は、親会社が創業以来事業を展開させていただき、多くのお客様からご支持をいただいた地縁の深い「地元」にあるのです。こうした意味で、弊社は、他商圏の代理店と比較して、安定した基盤の上に事業展開できる「地域力」という強みを備えているのです。
二つ目は、「変化適応力」です。例えば、今後ますます代理店の収益構造は、キャリアの手数料体系をはじめとして、販売実績連動型に移行していくことが予測されていますが、こうした事業環境の変化は、一般的に地場系代理店には不利に働くといわれています。しかし、弊社は、地場独立系代理店連合(※[略称イルカ:IRCAA])の構想を持ち、各地域の代理店との間に良好な関係のネットワークを広げています。
イルカ戦略は、日本全国の地域代理店と良好な関係を築き上げ、大手代理店(商社・メーカー)に対抗することを目的とした提携戦略です。イルカ戦略の狙いは、連合体としての地場代理店が市場シェアの確保やノウハウの共有等を通じて、将来に向けて成長・発展し続けられるための成長エンジンを得ることです。弊社では、こうした構想の実現に向け、すでに栃木県のハヤブサドットコム社と業務提携して日々切磋琢磨を続け、「変化適応力」を高めるべく広範囲に活動を繰り広げております。
(略称イルカ:IRCAA ⇒Independent Regional Communication Agencies Association)
三つ目は「共育力」です。弊社運営のドコモショップ・auショップは、キャリア主催の各種コンテストにおいて数々の高い店舗運営実績を上げてきており、キャリア(ドコモ、au等)からも高い評価をいただいています。そのため、各地域から多くの同業代理店が、店舗見学にお見えになっております。
スタッフの高い知識と技術、さらにスタッフ全員のショップ運営とお客様の満足(CS:カスタマーサティスファクション)に対する高い意識が、こうした高い評価につながっています。人財の育成は、現場での日々の業務を通じて、皆で学び合い、高め合っていく良き職場の伝統・風土があってこそ可能となります。弊社では、このような人財育成の方法を「共育」と呼んでいます。弊社は、こうしたショップ運営のノウハウや伝統・風土といった無形の財産に磨きをかけながら、「共育力」を高め、成長・発展を続けてまいります。




